株式会社トランスヒューマン

人気コラムニスト・辛酸なめ子さん。アイドル、セレブ、皇室、スピリチュアルなどの分野で独自に取材を行う。今は古代文明に興味津々。

味わいがあるタッチの漫画とリズム感がある軽妙な文章で、自分ワールドを展開する、注目のコラムニストの辛酸なめ子さん。

2020年、新年早々、銀座のカフェでお会いした。

「美大だったので、夢は美術関係の仕事やグラフィックデザイナーになることでした。が、いろんなご縁で、現代美術家の事務所やゲーム制作会社で自分探しをしていて。

仕事の合間にオリジナルの新聞を創ったり、フロッピーディスクに自分の作品を入れて売ったりして、そこから仕事がひろがっていったんです。

セレブや皇室などへの興味は、ふだんご縁がない別世界の人々に対して理解したいと思ったから。

仕事の情報収集は、例えばスピリチュアル系の場合、いろいろな人間関係をとおして、こういう人が来日するらしいよとか、

セミナーやイベントを調べたり、サイトも細かくチェックしていますね。情報が集まったら、テーマにそって緻密に取材します。」

銀座ロフト1Fのカフェ・ ロフトフードラボにて。

辛酸さんは取材を自分のリズムで行っていて、深く入っていったり、また引いたりして、バランスがうまくとれている。

「漫画を描くときのビジュアルの基礎は、美大で学びました。素のまま描き、そのタッチを大事に。文章も自分の呼吸で自然に書くようにしています。」

今まで、いろんな取材をしてきて、印象に残るシーンはありますか。

「インドですね。去年、1億人が集まる聖者のお祭りに行ったのですが。群衆の数がすごくて、やっと帰ってこれたって感じで。

日本の普通の生活がありがたいと思いましたね。取材は、仕事で行く場合と、仕事になりそうだなと感じて行くときがありますね。

読者の方々の生の声が、自分のパワーになっています。」

いつも、アグレッシブに活動している辛酸さん。

去年の11月に、40人の世界の偉大な作家の恋愛バナシが堪能できる、『辛酸なめ子の世界恋愛文學全集・文庫版』が出版された。

「今は古代文明に興味津々なんです。この前、ある博物館で『人・神・自然』という展覧会を観ましたが。

紀元前三千年から四千年の作品が展示され。とても精巧にできていて、今の技術でも創るのが難しいように思いました。

古代文明にも、現代の私たちへの何かのヒントがあるかもしれない。そういう叡智を学びたいですね。」

辛酸なめ子さんは、少女のような人だ。

少女の感性と少女の好奇心を大切にしながら、仕事に活かしている。

だから、ご著書を読んでいて、とても初々しい気持ちになれるのだ。

僕たちも、そんな純粋なこころを大事にしよう。

そして年齢を重ねても、少年で生きよう、少女で生きよう。

 

撮影:清水真帆呂(株式会社東京フォト工芸)

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