困った時に最初にやりたい求人修正ポイント「職種名」【求人制作の教科書07】
人手不足でお困りの企業が多いと思いますが「本業が忙しくHPの求人ページの更新が出来ない」「有料の求人サービスを使うほどは利益が出ていない」など、なかなか採用活動を本格的に出来ないこともあると思います。
出来る範囲の事をして、少しでも多くの応募者との出会いを作りたい。
今回はそんな時に使える「職種名」の作り方をご紹介します。
「求人の中身は変えてないのに、職種名を変えたら応募が3倍になった」
そんな事例もご紹介しますので、是非最後までお読みください。
なぜ「職種名」が重要なのか
リクナビ、マイナビ、indeed、ハローワークなど求人サイトを見てみると、検索した時に20~50社程度の求人が一度に表示され、個別にクリックすると詳しい求人内容を閲覧出来るようになっていると思います。
検索した時に表示されるページ→呼称例:概要ページ、一覧ページ
個別の求人ページ→呼称例:詳細ページ、メッセージページ
などと呼称され、個別の求人情報で重要度の高い情報を簡略化して表示しているのが「概要ページ(一覧ページ)」となっているのが一般的です。
職種名はほとんどのサイトで概要ページ最上位の目立つ箇所に記載されており、求職者に一番最初に見られる場所=職種名となっています。
ここを変えることで閲覧者数が増え、応募者増加が期待出来るため、最優先で改善したい箇所となっています。
職種名の“作り方”をご紹介します
実際の改善例を営業職でご紹介します。
ポイントは「求職者にとってのメリットが記載されているか」です。
例えば…
①営業職
②東証プライム上場企業を担当する営業職
③未経験から始められる営業職
④月収100万円以上の営業職
⑤全てを過去にしていく営業職
①を基本とした場合、
②は「大企業向けの取引を多くしている企業を探している求職者」
③は「異業界に転職したい求職者」
④は「入社早々から稼ぎたい求職者」
からの閲覧が期待出来そうだと思います。
職種と魅力因子を組み合わせて、職種名を作るようにしてみてください。
最後の⑤については自社の特徴やメリットが思いつか無かった際の改善案イメージです。一見ふざけているように感じるかもしれませんが、「どんな仕事?」と興味を持って求人を開いてもらうことで、応募者増加を期待できます。
ちょっとした工夫で3倍以上の応募獲得につながった改善事例
最後にタクシードライバーの求人で職種名のみを変更し、応募効果に大きな変化のあった事例をご紹介します。
タクシー会社はドライバーが多ければ多いほど売り上げが上がるビジネスモデルの為、1年中ドライバー募集を行っていますが、夜勤が多くハードワークなイメージが強く、応募者獲得に苦労している企業が多いです。
私が担当したA社も上記の悩みを持っていました。業務内容を伺うと、
・事業エリアが空港に近く、駅と空港の行き来が多い
・ハイヤーの事業も行っており、VIP向けの専属サービスもいる
と言う特徴があった為、これを軸に職種名を①空港送迎ドライバー、②VIP役員送迎ドライバーとしてHPでの採用活動をスタートしました。
これまでも仕事内容には上記を記載していたのですが、シンプルな「タクシードライバー」という職種名で募集をしていた際は月20名程度の応募だったのに対し、職種名を変更した翌月には月70名以上の応募を獲得しました。
応募者に応募理由を聞いたところ「空港が起点になっているならルートを覚えやすそう」「VIPって響きがカッコよかった」など職種名で興味を持った方が多くいらっしゃいました。
今回は以上になります。
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