還暦はこころの20歳。

社員旅行で香港に行く・その①


実は、僕、飛行機もキライでした。

海外旅行キライ、飛行機キライ。でもこれには理由がありました。

そう、あれはまだコピーライターになりたてのころ、北海道での撮影に僕も同行することになりました。
楽観的な僕は、ワーイ!北海道に行ける、そんな軽い気持ちでした。
ところがです。
飛行機初体験の僕でしたが。
その搭乗した飛行機が揺れに揺れたのです。まさにドンブラコッコの大揺れ。
それは大きな恐怖感にかわりました。
僕は飛行機アレルギーになってしまったのです。同時に海外への興味もまるっきりなくなりました。
それ以後、飛行機を使っての撮影同行は、すべて断ってきました。

あれから30数年。

ついに僕も飛行機から逃げられなくなりました。
海外旅行からも逃げられなくなりました。
それは、社員旅行で香港に行くことになったからです。

還暦を前にして、飛行機に再チャレンジ、そして初海外。
まさに黒船来航の驚きです。
崖っぷちから飛び降りるように飛行機に乗り込みました。
飛行機が動き出し、上昇していきます。
揺れるぞ。揺れるぞ。

んー、あれ、あれれ、揺れない、揺れない。大丈夫だぞ。
その瞬間、恐怖がスーッと消えていきました。
飛行機、いけるじゃん。飛行機、いけるじゃん。
香港がモノクロームから、鮮やかな原色の都市に変わっていきました。
飛行機が好き、海外旅行も好き。これは僕が極めたこころの着地点でした。
飛行機と海外旅行はセットなんだ。
この2つを克服することは、僕の人生のテーマの小さなひとつだった気がします。
死んだら終わりか、死んでもまだ続くのか、それはわかりませんが。
人間、生きていると、自然に、ひとりひとり、自分の人生のテーマのようなものがあらわれる。
そしてそれを克服していくのが生きるということじゃないのか。そんな気がしてなりません。

僕の生き方のキーポイントになった香港社員旅行は、まだまだ続きます。(その②につづく)

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