還暦はこころの20歳。

オオタカ、ハヤブサ、イヌワシなどを間近に鑑賞できる猛禽カフェ、鷹匠茶屋に行ってきた。

心地よい陽射しがさらさらと降り注ぎ、すでに春のような陽気の3月中旬の一日。

僕は、都内の吉祥寺駅の改札口を出て、井の頭公園方面に向かっていた。

今日の目的地は、世界中からファンが訪れる猛禽カフェ、鷹匠茶屋(たかしょうちゃや)。

鳥の王様といわれるイヌワシをはじめ、生物界トップのスピードで大空を駆け巡るハヤブサ、狭い空間でも抜群の飛翔能力をもつオオタカ、大きな翼で空を悠然と舞うフェルギナスホークなど。

香ばしいコーヒーを味わいながら、またお店で一番人気のハリスカレーを食しながら、間近で鑑賞することができる。

佐々木ご夫妻の温かい歓迎をうけて、店内に入ると、奥のほうの部屋で、ハヤブサやオオタカ、フェルギナスホーク、イヌワシたちが、静かに佇んでいた。

とても存在感がある凛々しい姿だった。

「鷹に興味をもったのが小学生。高校のときは、すでに鷹匠の資格をもっていました」

と、にこやかに笑いながら話す、佐々木さん。

「餌は、鳥のうずらです。鷹たちを、空に飛ばすだけで、感動しますね。大空を自由にどこへでも飛んでいけるのに、また私の手に忠実に戻ってくる。飛ぶ、戻る、という行動をするのは、私を完全に信じてくれているのです。鷹は、こころで言えば、信というものをしっかりと育んでいる。私たち夫婦と鷹たちは一生のパートナーなのです。そしてペットではなく、芸術作品だと思っています」

昔のような鷹狩りなどは、まだあるのでしょうか。

「東京の郊外に行かないと、いまでは無理ですね。私たちは、鷹とは、勘で、会話をします。気配で鷹の気持ちがわかります。鷹も、気配で、私たちの気持ちを察してくれます。また、飛ばすことで、私たちは鷹ともっと密にコミュニケーションをとります」

世界中から、お客さまが訪れると聞いたのですが。

「主に北米、オーストラリア、ヨーロッパからいらっしゃるお客さまが多いですね」

僕は、佐々木ご夫妻のお話を聞いて、鷹を通じて、生きることには、意味があると感じた。生きること、それは学びなのだ。

鷹は生きることで信を学び育み、人間もさまざまなことを学び続ける。終わりはない。

いのちが終わるまで、自己完成を目指して学びつづける。

そして学びのその先に、きっと何かが待っている。僕はそう思えてならない。

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