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【おまけ】代表の渡邉がPTA会長として、卒業式で祝辞を読みました

卒業式 祝辞 pta会長

卒業生の皆さん、保護者の皆様、本日はおめでとうございます。
●●●小PTA本部を代表し、ご挨拶させていただきます。

この特別な日において、私たちは皆さんの6年間の奮闘を心から讃えます。
卒業は新たな冒険への始まりであり、過去の努力が実り、未来への扉が開かれる瞬間です。
これまでの学びと経験は、あなたたちが成長し、進化する力となりました。
学び舎で培った知識や友情は、人生の旅路において頼りになる財産です。
困難に直面しても、信じることを忘れずに、自らの夢を追い求めてください。


さて、ここまでで何か違和感を覚えませんか?

実はこの文章、AIが書いたものなのです。
とてもきれいな比喩を用いて表現し、しっかりとまとまった文章かもしれません。
でも、みなさんの心に響きましたでしょうか?

皆さんが大人になるころは、さらにAIは進化を遂げて、生の人間とのやりとりと違和感がなくなってくるかもしれません。
あらゆるところでロボットが活躍する時代はすぐそこまで来ています。

と同時に、今あるいくつかの職業が、ロボットに変わってしまうこともあるかもしれません。
でも、私は悪いこととは思っていません。
なぜなら、人間にしかできない仕事や将来への進路が新しく生まれてくる可能性があるからです。

例えば私が小学生のときは、ユーチューバーやWEBデザイナーといった仕事は世の中にありませんでした。
自動運転のクルマなんて夢の世界でした。

それが今はどうでしょうか。
いろいろな職業が新しく生まれています。

例えば、歌い手さん。
みなさんはご存じかと思いますが「歌手」とは違う「歌い手」という仕事があります。

今やワールドツアーまで行っているAdoさんもその一人。
小学生のときから歌が好きで、近所迷惑にならないよう自宅のクローゼットに音響機材を持ち込んで、たった一人で活動を始めたそうです。

そこでうたった音源を自分からインターネットで発表を続け、10年後の今は世界中の数十万人というファンから支持されるようになっています。
ワールドツアーだけでも数十億円の売り上げになっていると思います。

でも、一人でクローゼットに引きこもっている姿をもし、その時の大人が見たら、どう思ったでしょうか。
まさか世界に歌声がとどろくような「歌い手」という職業が生まれるとは思っていなかったでしょう。

実はAdoさんが一気に知られることになった「うっせえわ」という曲。
この曲について、AIの研究者である人工知能学会の野田前会長は次のように話しています。

「AIは誰の耳にも心地よい音楽を奏でることはできるが、若者に人気のAdoが歌う『うっせぇわ』のような前例のないものは生み出せない。人間のような会話もできない。会話は声の調子や表情などの要素が組み合わさって成立する。AIに空気は読めない」

とのことです。

さて、そんなAIと人間が共生する中で、これからの時代、
何が大切になってくるのでしょうか。

先日、アメリカのアカデミー賞(視覚効果賞)を受賞した「ゴジラ-1.0」の山﨑貴監督は、特撮技術のプロフェッショナルですが、あるインタビューで次のように語っていたことがありました。
それは「近い将来、AIだけで映画をつくることができるのではないでしょうか?」という質問を投げられた時のことです。

監督はこう話しました。
「いまAIを触っている感覚からすると、すごい絵ができるんだけど、なんか気持ち悪い」
「牛が作ったような、別の生物が作った感じがする」

ということでした。
言い換えれば、それは人間らしさがない、人間の心には届かない、ということかもしれません。
この言葉には大きなヒントがあると思います。

AIになくて人間にあるもの。
それはなんでしょうか。

それは想像力。相手の気持ちを考える力です。
「おはようございます」「ありがとう」このたった一言でも、同じ言葉をAIが行ってくるのと、人間が笑顔で行ってくるのとでは受け取る側の気持ちも大きく変わりますよね。

映画でいえば、視聴者の気持ちに訴えるもの。
歌でいえば、聞いている一人一人の気持ちを揺り動かすもの。
言葉でいえば、受け取る側の気持ちを考えたもの。

これはどんな仕事でも同じだと思います。
受け取る相手がどんな気持ちなのかを創造し行動できる力。
会話のキャッチボールができる力。
相手をとことん思う力。

これから生まれる新しい職業も、きっとこうした人間でしかできないコミュニケーションを必要とする仕事が増えていくと思います。

例えばこれから10年後。みなさんは20代前半。
そのときには、私の小学生時代、インターネットなんて思いもしなかったように、今のみなさんの想像を超えるような未来が待っているはずです。

小学校での6年間は、この想像力を身につけるための6年間だったかもしれません。
中学生になったら、さらにその想像力を発展させて輝かしい将来を築いていってください。

保護者の皆様、日頃よりPTAへのご理解を賜りましてありがとうございました。
今後も地域の発展のために、ご協力を宜しくお願い致します。

校長先生をはじめ諸先生方におかれましても多大なご指導ご鞭撻を賜りましてありがとうございました。
小学生の時にお世話になった先生というのは、大人になっても胸に残っているものです。
今回の卒業生も、先生方と一緒に笑ったこと、叱られたことなどすべて覚えていると思います。
一生ものの思い出をありがとうございました。

以上、祝辞とさせていただきます。
本日はおめでとうございます。